Website Build HP制作
一般的にホームページ・ECサイト等の制作において、0から内容を相談してから決める場合金額は最低でも数万円~十数万円と決して安くはない価格帯になるため、予め見積もりを制作会社が用意してくれることがほとんどです。
例えば車検費用の見積もりの場合、車検基本料金の他に法定費用も掛かりますし、車の状態によってブレーキオイル・エンジンオイルの交換等いくつかの項目別に費用がかかりますね。
それと同じように、ホームページの制作見積にも作業に沿って項目や費用が分かれており、制作費用を抑えるためにはそれぞれの項目がどういう作業・費用なのかを確認する必要があります。
ここでは一例として7ページほどの小規模なホームページ制作をする場合の見積もり内訳項目を考えてみます。
今回は新らしくオープンするカフェのサイトの想定で、サイト構成は以下で決まったとしましょう。(HPの構成を決める)
- トップページ
- コンセプト
- メニュー
- ブログ(Wordpressを利用し、管理者が記事を作成・編集できるようにする)
- アクセス
- ご予約・お問い合わせ(フォームを設置しユーザーが送信できるようにする)
- プライバシーポリシー
見積もり項目は以下のようなものが考えられます。
- 構成検討
- デザイン
- コーディング
- サーバー・ドメイン取得代行(初年度分年間費)
- サーバー・ドメイン・SSL初期設定
- フォーム設置
- CMS設置・カスタマイズ
1つずつ詳しく見ていきましょう。
構成検討
打ち合わせを行い、希望の内容から全体のページ構成を検討するための作業費用です。
この作業を経てサイトの全体図が出来上がり、上記のサイト構成が決まります。
デザイン
各ページのデザイン制作作業です。
制作会社によってはトップページとそれ以外で項目を分けたり、各ページ別に分けることもあります。
コーディング
各ページのデザインを実際のページにするためのコーディング制作作業です。
制作会社によってはトップページとそれ以外で項目を分けたり、各ページ別に分けることもあります。
サーバー・ドメイン取得代行(初年度分年間費)
制作会社側で新規でサーバー・ドメインを取得し、管理するための維持費用です。
サーバーは月単位や日割りでの契約が可能なことも多いものの、ドメインは基本的に年間の契約となるためこのようにまとめています。(制作会社によっては項目や期間を分けていることもあります)
SSLについては無料で利用可能なものがあるため今回は費用に含んでいませんが、信用性が高い認証が必要な場合等はSSL費用がかかることもあります。
サーバー・ドメイン・SSL初期設定
取得したサーバー・ドメイン・SSLを紐づけ、実際にインターネット上で見ることができる様にするための作業費用です。
(一部の場合を除き)一般的には比較的軽微な作業のため、制作会社によっては省略されていることもあります。
フォーム設置
「ご予約・お問い合わせ」ページに専用のフォームを構築・設置するための作業費用です。
制作会社によってはコーディング費用の中に含まれていることもあります。
CMS設置・カスタマイズ
「ブログ」を構築・設置するための作業費用です。
今回はWordpressを利用する想定で、Wordpressをサーバーに設置し必要なプラグインを導入、サイト専用のオリジナルテーマを作成する作業を想定しています。
その他
上記の中には含んでおりませんが、制作会社によって「デザイン修正費」「公開テスト費」等の項目があったり、逆に「デザイン + コーディング」の様に項目がまとめられていることもあります。
ここで重要なのは項目の分け方ではなく、必要な作業が過不足なく見積もられている事です。
予定外の費用が発生してしまう等あとから金額の変更が発生しないことが一番重要ですので、見積もりを受け取って不明な点があればすぐに確認するようにしましょう。
制作費用を抑えたい場合
上記の見積もりから制作費用を抑えたい場合を考えてみます。
案①サーバー・ドメインを自分で用意する
制作会社に依頼するのではなく、自分でサーバー・ドメイン(・SSL)を契約することで、その取得代行費用を無料にすることができます。
さらに、契約管理も自分自身になるため次年度以降の更新代行費用も同様にかかりません。
ただし、無料になるのはあくまで代行費用のみで、サーバー・ドメイン自体の費用はいずれにしても発生します。(制作会社がその費用を代行して支払うか、自分自身で支払うかの違いです)
また制作会社が管理する場合は大抵支払いだけでなくサーバー管理等も含まれている事、自分自身で管理する場合に年間更新を忘れて期限が過ぎてしまうとドメインが取り戻せなくなってしまうリスクがある事、サーバーに何かあった場合にもサポートが得られない可能性がある事も注意が必要です。
案②テンプレートでの作成を依頼する
あまりデザインのこだわりが無く、それよりも制作にかかる時間と費用を抑えたい場合に有効です。
制作会社によってはテンプレートでの制作自体を受け付けていない場合もありますが、可能であれば実際にはデザインだけでなくコーディング作業も大幅に削ることができるため、特に費用面での効果が期待できます。
ただし、利用するテンプレートによってはデザインやレイアウトの自由が利かなくなる他、フォーム等の機能や載せられる情報量自体も制限される場合がある事、カスタマイズが必要になった際に0からの構築よりも時間や費用がかかってしまう恐れがある事も注意が必要です。
案③掲載する情報量を減らす
上記の構成例であれば「コンセプト」ページを無くしトップページに抜粋形式で部分的に載せる、あるいは「メニュー」ページを無くし代わりにinstagramへのリンクボタンを載せる等です。
ページを減らすことではなく、載せる情報量自体を減らすことが重要になります。
これについては以下の記事で詳しく説明しています。
HPには原価がかからないはずなのになぜ制作依頼をすると高いのか?
ただし、掲載する情報量を減らすという事はその分サイトの価値も下がるという事。
それはGoogle等の検索エンジンでの評価に直結してくる事に注意が必要です。
ホームページというのは本来より多くのユーザーに見てもらう事が重要な目的のものですので、費用を重視するあまり誰にも見られないホームページを作ってしまっては本末転倒ですね。
ですので情報量を減らす場合でもどのくらいならSEOの観点からも許容できるか、制作側と十分に検討していく事が必要です。
旭川ウェブではフルオーダープランにて自由なサイト作成のご希望に沿ったお見積りが可能です。
また、毎月定額での月額プランもご用意しており、新規店舗開店の際などキャッシュフローが不安定になりやすい時期でも安心してホームページが持てるサービスも提供しておりますので、ご興味があれば是非一度お問い合わせください。
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