旭川市のウェブサイト制作

「桃から生まれた桃太郎は、鬼ヶ島で暮らしていた鬼を倒し、その場にあった財宝を奪い去っていきました。」

文章は、伝え方一つで印象がガラッと変わります。

伝える事柄の選択

上記の例では、

• おじいさんとおばあさんに大切に育てられた
• きび団子を動物達にあげ、仲間を得た

と言った、桃太郎がいわゆる良い人であることを語る道中の部分や鬼が悪者だというくだりをカットするだけで、桃太郎がまるで平穏に暮らしていた鬼を襲った強盗犯であるかの様な印象を受けます。

つまり何かを伝える際、伝えられる事柄全てではなくその一部に絞る事で、受け側の印象を操作しうる訳ですね。

伝える事柄の順番

もう一つ例を見ていきましょう。

1. 「このパソコン、かなり性能は良いんですがお値段も高いです」
2. 「このパソコン、お値段は高いんですがかなり性能が良いです」

1.の例では値段が高いことに対するネガティブな印象を、2.の例では性能が良いことに対するポジティブな印象を受けますね。

実際にはさらに以下の様に続くのが自然です。

• 「このパソコン、かなり性能は良いんですがお値段も高いです。リーズナブルなパソコンをお探しでしたら他のものが良いでしょう」
• 「このパソコン、お値段は高いんですがかなり性能が良いです。快適な環境が手に入るので、今後長く使うことを考えればこれが良いでしょう」

この様に複数の事柄を伝える際は、後に伝える事柄の方が重要な印象を受ける事が多いです。

HPに載せる文章の書き方

SEOの観点から、HPにはより多くの情報量を伴った文章を載せる事が基本的には良いですが、例えばサービスの概要や事業のコンセプトを説明する箇所等、読み手に伝わり易くするため簡潔な文章にまとめた方が良い場合もあります。

そういった箇所では上述の事にも配慮することで、グッと引き締まりつつも良い印象を感じてもらえます。